真性包茎による弊害は?
男性器のペニス先端部分の膨らんだ場所のことを亀頭と呼び、この部分が包皮に包まれている状態を包茎といます。生まれた時は亀頭が包皮で包んでいる状態で、成長とともにペニスが大きくなり露出できるようになるものです。普段から完全に亀頭が露出していなくても、手を使って露出することができるのは仮性包茎と呼ばれるもので、特に問題となるものではありませんが真性包茎の場合には、手を使っても露出することができない状態を指します。
真性包茎の弊害としては、亀頭が包皮で包まれ圧迫されているため勃起した時に圧迫感を感じたり痛みを生じると言ったことがありますし、極度の場合には排尿にも支障を来すことになります。特に排尿関係のトラブルでは尿道炎や膀胱炎の原因となるものです。
また性行為を行う場合でも正常な射精ができないということもあり、生殖活動の弊害となることもあります。このため真性包茎の場合には、病気として認められ健康保険を使って手術によって改善することができるものです。
高校生が真性包茎の手術を受けることは可能か?
包茎であることで悩む年齢としては思春期で、高校生にもなれば自身が包茎であることに思い悩むことも多いものです。このため、包茎手術を受けようと考える高校生も少なくありません。
結論から言えば真性包茎にしても仮性包茎にしても、高校生が手術を受けること自体は可能です。手術としては皮膚の一部を切除するだけですから、それほど難しいものではありませんからリスクも少ないものですが、真性包茎など生殖活動に問題があると判断されたもの以外は、全額自己負担の手術となります。
一方で未成年者である高校生が手術を行う場合には、保護者の同意が必要で同意なしに手術を行うことはできません。大抵の場合は、高校生の段階ではまだ成長期ですから自然に改善するということも期待できるので、多くのクリニックの場合には緊急性のある状態でなければ、成人になってから包茎手術を受けるように勧めのが一般的です。ただ保護者の同意があって、本人にも手術を受けたいという気持ちがあれば高校生であっても包茎手術を行うことができます。
まとめ
包茎手術は未成年者であっても受けることができるもので、保護者の同意があれば可能です。ただ成長期にあってはその時点で真性包茎であっても改善すると言うこともありますから、緊急性のあるケースを除けば積極的に行うものではありません。
しかし、包茎であることが負担となっている場合には手術を持って改善するというのも、治療方法となるものです。特に真性包茎の場合には将来的に生殖活動の弊害となるため、手術を受けておいた方が良いものといえます。